今回の記事では教員採用試験の志望理由や教育信条についてまとめてみました!
大学時代の教採対策で実際に面接で聞かれた質問を載せて、それに対する私の回答と解説をしていきたいと思います!
回答についてですが面接で話すような言葉ではなく、基本的な文のみを載せていくのでご了承ください。
文で書いてしまうと実際に面接で話す際に言葉につまることが多かったので、キーワードでノートにメモをしていくことをおススメします!
また、面接では聞かれたことのみで答えるようにしていたので、回答は短めです。ただし、詳しく聞かれた際には答えられるようにしてくださいね。
目次
- 1 いつから教員を目指しましたか?
- 2 目指す教師像は何か?そのためにどのような努力をしてきたか?
- 3 さまざまな職がある中でどうして教員を目指そうと思いましたか?
- 4 なぜ○○(自治体)の教員を目指したのですか?
- 5 ~出身なのになぜ○○(自治体)を受けようと思ったのか?
- 6 教員になるために自分を高めるためにしていることは何ですか?
- 7 教員の仕事で一番大切なことは?
- 8 教員に必要な資質は?
- 9 教師の責任と誇りは?
- 10 魅力ある教師とはどんなものか?そのために何をするのか?
- 11 教員になるうえで足りていないと思う能力は?
- 12 どのような授業を行っていきたいか?
- 13 教職の魅力とは?
- 14 なぜ小学校を志望したのか?
- 15 どんな学級を作りたいか?
- 16 教員になってからの抱負。これだけは貫き通したいこと。
- 17 新任教師としてどのような存在になりたいか?
- 18 自分が育てたい子供像?
いつから教員を目指しましたか?
高校のころに出会った恩師の影響。
ここでは、恩師がどのような教師であったのかエピソードを言えるようにしましょう!
私の場合では、一人ひとりに対して真剣に対話してくれる存在だったのでそんな教員になりたいとつなげていました。
目指す教師像は何か?そのためにどのような努力をしてきたか?
私の目指す教師像としては信頼関係を築ける教師。
信頼関係を築くには多様な価値観を受け入れる必要がある。
そのためにボランティア、バイトやサークルなど色々な活動に参加して、様々な方と交流することを心掛けた。
まずは目指す教師像について聞かれているのでそれについて答えています。私は「信頼関係を築ける」というのを軸に面接では回答を作成していました。
そのために努力してきたことを説明する前に、どうすれば信頼関係を築くことができるのか自分の考えを説明しています。
そして、具体的な行動や活動について紹介しています。
さまざまな職がある中でどうして教員を目指そうと思いましたか?
目の前で子供たちが成長する姿を見ることができる。
人を成長させることにやりがいを感じられる。
ここでは、教職の魅力と自身の教員としての適性について問われています。
魅力としては「目の前で子供たちが成長する姿を見ることができる」点で、自身の適性として「人を成長させることにやりがいを感じられる」と説明しています。
なぜ○○(自治体)の教員を目指したのですか?
○○(自治体)の教育施策の~がすばらしいと思ったから。
教育実習でお世話になった先生方が子供一人一人を大切な指導をしており、そんな先生方と一緒に働きたいと思ったから。
地元が○○で子供のころからお世話になった○○で働き、子供たちを育てたいと思ったから。
実際に面接で話す際には、「私が○○で教員を目指す理由としては二点あります。」と事前に何個あるのか説明するようにしています。
このパターンでは、「教育施策」「教育実習やアシスタントティーチャーなどの関わり」「地元」の3つのパターンですね。
私は、最初受けたのは地元ではなく大学近くの自治体だったので。「教育施策」と「教育実習」などから攻めていきました。
~出身なのになぜ○○(自治体)を受けようと思ったのか?
○○で実習やアシスタントティーチャーを経験したこと。
~と○○を比較して○○独自の取り組みを行っていることや研修が充実しており、教員としての力量を高められると考えたから。
どうして地元で受けないのかという質問ですね。実際に私も聞かれました笑
ここでは、「教育実習などの実際に関わりがあったこと」や「研修や教育施策の充実していること」を説明するようにしました。
教員になるために自分を高めるためにしていることは何ですか?
ボランティアやサークル、バイトなど様々な活動に参加し、多様な考えを知ること。
部活に打ち込み、心身の強さや克己心を身に付けること。
大学において専門的な知識を学ぶこと。
何でも構いませんが、どれについても具体的なエピソードが話すことができるのが前提です!
加えて、どうして教員にとってその要素が必要とされるのかのかも説明できるようにしましょう。
教員の仕事で一番大切なことは?
信頼関係。児童や保護者、職員など。
教育は一人で行うものではない。児童や保護者に信頼されなければ効果的に行うことができない。また、同じ学年を組む同僚と信頼関係を築くことで組織として教育活動が行っていける。
一番大切なことについて自分の考えを述べて、そのあとにどうしてそれが大切だと思うのか理由について説明しています。
教員に必要な資質は?
人間性、専門知識、学び続ける姿勢。
募集要項を見るとどんな教員を募集しているのかがわかるので見ておくようにしましょう!
一応、私なりにどうしてその資質が必要だと思うのかも載せているので参考にしてみてください。
・人間性→ルールを守る、言葉遣い、人を大切に扱うなどの担任の行動を子どもはよく見ている。教えなくても学んでしまっているヒドゥンカリキュラムだと考えているため。
・専門知識→熱意だけでなく専門的な知識が必要。発達障害の児童の対応、教科についての理解などがなければ適切な指導ができない。
・学び続ける姿勢→教育は日進月歩で日々アップデートすることが大切。価値観も10年前と今では異なるし(ジェンダーなど)、特別支援教育についても昔と異なる。
教師の責任と誇りは?
子供たちの将来、日本の将来を担っているということ。
こういった概念的なことは教育基本法や学校教育法、学習指導要領を見ていくと実は答えが見つかります。
教育基本法第一条には、教育の目的について記されており、
「教育の目的は人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、心身ともに健康な国民の育成を期すること。」
となっています。そこから考えて自分なりの言葉で表現すると回答が作れます。
魅力ある教師とはどんなものか?そのために何をするのか?
魅力ある教師とは、信頼できる教師のこと。教師自身が生き生きと楽しく明るくい人柄であること。
そのために授業や学級経営を工夫していく。
魅力ある教師について聞かれていますが、ここでも自身が目指す教師像について答えるので大丈夫です!
また、授業の場が子供とかかわる時間が一番長いので授業の工夫について説明できるようにするとよいです。授業の工夫についての回答については下に記載しています。
教員になるうえで足りていないと思う能力は?
幅広い知識や教養。学んでいく中で自分の知識のなさを痛感。
現場に出ていないので、一人ひとりに対応した指導や授業力。
自分の短所について聞かれています。教員としての経験がない新卒だからこその質問ですかね。
現場を経験していない者の最も足りていないのは指導や授業、専門知識についてなので、それらについてはこれから高めていきたいという回答にすればよいかなと思います。
どのような授業を行っていきたいか?
わかる授業。興味を持って追究。主体的に参加、実感を伴った理解ができる。
私は、どんな授業をしたのかに対して「わかる授業」という回答をするようにしています。
そして、「わかる授業」についての自分の考えを説明します。
また、わかる授業を行うために何をするのかと問われた際には、教材研究を充実するように答えていました。
教職の魅力とは?
子供の成長に携わることができる。
子供の将来、日本の将来を担う仕事だということ。
自分が考えたり、教育実習で経験したことから述べるといいと思います。
またほかの質問でも説明しましたが、は教育基本法や学校教育法、学習指導要領などを見るのも参考になるので見てみるといいと思います。
なぜ小学校を志望したのか?
小学校の教育は重要だと考えたため。学習支援ボランティアがきっかけ。小学校で基礎的なことができない子供の存在。小学校の躓きが劣等感という形で影響している。
子どもとかかわる中で小学生との方が自分に合っていたため。
ここでは、小学校教育の重要性と自分の資質として適切だったという点で回答しています。
ほかにも恩師が小学校の先生だったのでそれにあこがれてという回答でもいいでしょう。
正直に言うと中学校や高校は部活があったのでそれが嫌だというのはありましたね笑
どんな学級を作りたいか?
お互いが信頼しあえる学級。
思いやりの心を持ち、楽しく明るい生活を送れる学級。
どんなクラスにしたいのかのイメージをすることが大切です。
私は現在教員として思いやりの心のもてるクラスづくりを心掛けています。
そのためには…
・教員として思いやりのある行動を見かけた際には価値付けをすること。
・クラスで友達と関わる機会を作ること。協同学習を取り入れる。
この2点を心掛けています。
教員になってからの抱負。これだけは貫き通したいこと。
子どものための指導を心掛けたい。
学校は子どもが主役、子供の力を伸ばすために教員はいることを忘れない。
初心を忘れないようにしたいですね。
教員として学級経営や研究授業でチヤホヤされることがありますが、子どものために行うことは忘れちゃいけないですね…!!
新任教師としてどのような存在になりたいか?
明るくひた向きに頑張る姿を見せる教員になりたい。
これは言い換えると、「どんな人と一緒に働きたいのか」ということですね。
教員として働いていると、新採用として期待するのは明るさやフレッシュさですね!
正直、新採用の方に学級経営や授業、校務分掌について期待していません。
自分の考えをもつことは悪いことではないですが、現場で働くのは、教育実習と異なります。
自分で学級を作ってその中で授業をしなくてはなりませんし、学校ごとにルールも違います。
新採用の方でたまに教育実習での成功体験を持ち出す方がいますが、あれは困りますよね汗
足りないところは、やる気や熱意、成長していく姿勢を見せることでカバーしてもらえるのでそういう風に回答するといいと思います。
自分が育てたい子供像?
人のことを思いやることのできる児童。
どんな学級を作りたいか?という質問のときと同じですね。
どんな子どもを育てていくのかは教員として働くうえでも重要だと思うのでぜひ考えてみてください!
以上で志望理由についてでした!参考になればありがたいです!
他にも教員採用試験について解説をしているのでぜひ見ていただければと思います!