大学では教えてくれない「みんなが安心安全に食べられる給食指導」②【食べ方】

GWも終わりだと思うと悲しいですね。そんなとある教師です。

これから怒涛の毎日が始まるわけですが、頑張りすぎないためにも給食指導(食べ方)について学んでいきましょう。

前回の記事では(※ご覧になってない方はこちら➡大学では教えてくれない「みんなが安心安全に食べられる給食指導」①【準備と配膳】

①準備

②配膳

について解説していきました。今日は食べ方について解説していきます。

③食べ方

・食事中は立ち歩かない。

・もぐもぐタイムを作る。

・食べ物で遊ばない。

3つにすいて解説します。

・食事中は立ち歩かない。

当たり前のことと思いますが、崩壊学級になるほど守られていないルールです。立ち歩ている子どもがいれば担任が声をかけましょう。

「〇〇さん、どうしましたか?」「次からは、手を挙げてください。そうしたら聞くので」

強く言う必要はないので、立っている子がいれば毎回声を掛けるようにすると、1か月もすればルールとして定着していきます。

・もぐもぐタイムを作る。

感染症予防の対策として食事中の会話が禁止となっている場合が多いのであまり関係ないと思いますが、

”もぐもぐタイム”とは、その時間しゃべらずに無言で食べる時間のことで、その目的は時間内に食べ終わることです。

しゃべることに夢中になって全然食べ終わらない子というのが存在します。なので、最初と最後にもぐもぐタイムを設定するといいと思います。

具体的には、給食開始から5分間と給食終了5分前からという風に設定します。

どうしても途中にもぐもぐタイムを設定すると喋ってしまう子が出てしまうので、最初の静かな雰囲気から始めるとそのまま喋らずに食べる子が多かったです。

終了の5分前のもぐもぐタイムは片付けへの移行がスムーズになるので設定していたことが多かったですね。こちらはあってもなくても大丈夫です。不安だったり、食べ終わるのが遅かったりする場合には入れた方が良いと思います。

・食べ物で遊ばない。

子どもの中には、口に入れてふざける、吐き出す、投げる、混ぜるなどをして周りの子たちの気を引こうとする子がいます。

そういう子がいたら注意しましょう。個別に呼ぶパターンと全体に注意するパターン、全体の前で注意するパターンの3つ方法があります。

個別に呼ぶ

教「今、君が口に入れたウズラの卵を出し入れしているのを見たのですが、何をしたかったのですか?」

子「いや、ただ面白がってやっていて…」

教「先生は、それは面白いことだとは思いません。それは下品なことと言います。そういうことはやってほしくないと思っています。次から気を付けられますか?」

子「はい」

教「それでは、次からやらないでください。戻っていいですよ。」

全体に注意するパターン

教「今、食べ物で遊んでいるなという人がいたんだけど、それっていいこと悪いこと?いいことだと思う人、悪いことだと思う人!」

子(みんな悪いことの方に手を挙げる。)

教「そうだよね、悪いことだよね。だから、次から気をつけようね」

全体の前で注意する

教「〇〇さん、立ちなさい。今やっていることはいいと思いますか?悪いと思いますか?」

子「・・・・・・だまったまま)」

教「先生は食べ物で遊んだり、食事中にふざけたりするのはよくないことだと思います。次からやらないでください。」

子「はい」

教「それでは、座って食事を続けてください。」

 

それぞれのパターンを使い分けるといいと思います。

基本的には個別に呼ぶパターンか全体に問いかけるパターンが無難かと思います。

全体の前で個人を叱るのは少しリスクがあるのでやり過ぎているときか何度か同じようなことがあったときなどにするといいと思います。

次におかわりについても紹介したいなと思うのですが、少し長くなりすぎたのでまた明日紹介していきます。

それでは、会えない時のために、こんにちは、こんばんは。そしておやすみ。

(次の記事はこちら➡大学では教えてくれない「みんなが安心安全に食べられる給食指導」③【おかわり】

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